科学研究費 基盤研究(A)

酉蓮社本『維摩詰所説經』巻下の韋駄天像

研究テーマ

漢文大蔵経の文献学的研究基盤の構築:『大正新脩大蔵経』底本・校本DBの活用と拡充(21H04345)

研究概要

〈研究の概要〉

 『大正新脩大蔵経』底本・校本データベースは、『大正新脩大蔵経勘同目録』と大正蔵の脚注に記載される大正蔵第1-55巻の底本・校本に関する情報を対照して一覧するためのDBである。これを軸に、様々な底本・校本の原本を書誌調査し、画像を入手し、本文テキストを作成して、仏典の国際的なスタンダードテキストたる大正蔵にふさわしい漢文大蔵経DBに拡充し、デジタル空間上に文献学的研究のための研究基盤を構築する。

〈研究の目的〉

 本研究の目的は、『大正新脩大蔵経』底本・校本データベースの拡充にある。具体的には(1)様々な底本・校本の原本に対して書誌調査を行い、画像データを入手し、各テキストの本文テキストを作成することで、これらを組み合わせた漢文大蔵経の総合的データベースを構築する。(2)これをWEB上に公開して仏教研究者の利用に供することで、本DBに対するレビューを得て、データベースの改善に役立て、より利便性の高いものに発展させていく。

 研究の実施にあたっては、すでに100点余のIIIF画像と目録DBとの連携システムを構築済みの酉蓮社本について新たに正蔵部分(1,418冊)のデジタル撮影を行って画像データを拡充していく。これと並行して、大学図書館の所蔵本(大正大学約140点・駒沢大学7点・大谷大学約110点・龍谷大学15点等)を中心に底本・校本の原本に対する書誌調査、書影の入手を行い、DB全体を拡充していく。

研究班メンバー

研究成果・お知らせ

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『大正新脩大蔵経』底本・校本データベース

システムを更新しました。

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『大正新脩大蔵経』底本・校本データベース

酉蓮社(旧増上寺報恩蔵)蔵嘉興版大蔵経目録データベース

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