韓国・慶尚南道昌寧郡 校洞古墳群
研究テーマ
東アジアの古代・中世遺跡における遺構・遺物の考古学的研究
研究概要
これまで進めてきた「東アジアの古代・中世遺跡出土の遺構・遺物の考古学的研究」では、朝鮮半島における現地調査をおこない、原三国時代~三国時代の集落および都城のデータベースの構築に着手したが、さらにデータを蓄積する必要がある。
したがって、本研究では、朝鮮半島、中国東北地方、ロシア沿海地方における都城遺跡、集落遺跡、墳墓などに関するデータベースを作成することを目的とする。具体的には、発掘調査報告書をもとにデータベースを作成するとともに、所蔵機関での実物資料の調査、現地遺跡の踏査も合せておこなっていく。また、研究機関に依頼し、可能な限りサンプル資料を提供してもらい、科学分析(AMS年代測定、蛍光X線分析、胎土分析など)にかけることにより、遺構の年代、遺物の材質などについて明らかにし、研究資料を提供する。
東洋文庫所蔵の梅原考古資料には、東アジア各地域の遺跡・遺物調査の記録、実測図、拓本、写真などの1次資料が残されている。とくに、朝鮮半島における楽浪郡時期(原三国時代)~三国時代の貴重な未報告資料が多数保管されており、これらと現在の資料との比較研究をおこない、梅原考古資料の意義を再検討するとともに、データベースの補完をおこなう。
資料調査においては、研究班員のこれまでの海外研究機関とのつながりを基礎に、その協力を得ることにしている。また、海外の研究機関との共同研究や国際シンポジウムの開催などもおこない、国際交流を強化していきたいと考えている。
資料調査およびデータベース作成においては、研究班員が所属する大学の大学院生や若手研究員等に協力者として参加してもらうことによって、若手研究者の育成に寄与する。
なお、本研究で得られた成果は、データベースの公開、講演会・国際シンポジウムの開催、報告書の刊行などを通じて公開していく。
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