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2024.09.04

  • アカデミア

「考古学から見た東周時代以前の秦文化」(飯島武次講師、対面講座・全3回)開講

東洋文庫アカデミアでは、現在下記講座の申し込みを受け付けています。
全回受講は、11月15日(金)17時締切です。お早めにお申し込みください。

○講座名:考古学から見た東周時代以前の秦文化
○講師:飯島武次(東洋文庫研究員、駒澤大学名誉教授、元日本中国考古学会会長)
○日程:
2024年11月16日、11月30日、12月14日
隔週土曜日 各回15:30-17:00
○開講方式
対面での開講となります。1回のみでの受講も可能です。
○講座詳細・申込ページ:
https://toyo-bunko-academia-20241214.peatix.com/

【講座概要】
『史記』秦本紀には、西垂の大夫であった秦襄公が、周平王を守り、洛陽へ送り届けた功績により、諸侯と認められ秦を建国したと歴史が書かれています。前771年のことです。中国甘粛省礼県の西漢水北岸では、1994年に2基の大墓と祭祀坑が発見され、それらの墓は秦建国者の襄公と配偶者の墓と推定することが出来ます。陝西省鳳翔県の秦雍城遺跡は、秦都咸陽以前の前7世紀から前4世紀に到る秦の都であるが、そこでの発掘成果を紹介します。戦国時代秦王陵の近年の調査成果から、未発掘の秦始皇帝陵の墓葬割り付け、墓室構造に関して、講師の考えを講義します。

【講師から受講者へのメッセージ】
東周時代以前の秦文化に関しては、古典文献に秦に関わる記載があるほか、殷・西周時代の秦人に関わる記載も知られます。秦の考古学的な遺跡も発見され、発掘により多くの資料が出土しています。青銅器に書かれた金文もあり、古典考古学研究の醍醐味を楽しむことが出来ます。

【講座日程・内容】
第1回目:2024年11月16日(土)15:30-17:00
殷・西周時代の秦人から秦始皇帝出現までの考古学的な歴史の紹介。

第2回目:2024年11月30日(土)15:30-17:00
東周時代の秦都城と王陵の紹介。

第3回目:2024年12月14日(土)15:30-17:00
先秦文化・秦文化の考古学的遺跡と遺物の紹介。