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シンポジウム「モンゴル帝国史研究の現在と課題」

2024/06/22

13:00~17:50

 このたび内陸アジア史学会は標記のシンポジウムを開催することになり、東洋文庫中央ユーラシア研究グループはこれを共催しています。
 近年の日本におけるモンゴル帝国史研究の進展はめざましく、多様なテーマについてすぐれた研究成果が次々と発表されています。海外でも“The Cambridge History of the Mongol Empire”(2 vols)が刊行されるなど、研究への関心は高まりと広がりをみせています。この機会をとらえて、標記のようなシンポジウムを開催して研究の現在を見晴らし、これからの課題を展望することには大きな意義があると考えます。今回のシンポジウムは、今後の研究の発展に裨益するとともにし、世界史教育にも貢献することが期待されています。
 ご関心をお持ちの方はふるってご参加くださいますよう、ご案内申し上げます。

日時 2024/06/22 13:00~17:50
演題 『シンポジウム「モンゴル帝国史研究の現在と課題」』
参加費 無料
主催 内陸アジア史学会
共催 早稲田大学中央ユーラシア歴史文化研究所
東京大学中東地域研究センター
北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター「国際的な生存戦略研究プラットフォームの構築」プロジェクト
東洋文庫中央ユーラシア研究グループ
日時 2024年6月22日(土)13:00~17:50
会場 早稲田大学戸山キャンパス 36号館382教室(12:30開場、入場無料)
プログラム 会長挨拶 柳澤明・早稲田大学文学学術院教授
主旨説明 小松久男・東京大学名誉教授・東洋文庫研究員(13:00-13:10)

第1部 司会:舩田善之・広島大学大学院人間社会科学研究科准教授
第1セッション チンギス・カンの実像(13:10―14:00)
 宇野伸浩・広島修道大学国際コミュニティ学部教授
  「チンギス・カン研究と初期グローバル化としてのモンゴル帝国」
 白石典之・新潟大学人文学部教授
  「考古学からみたチンギス・カン」
第2セッション ジョチ・ウルスとチャガタイ・ウルス(14:00-14:50)
 長峰博之・小山工業高等専門学校一般科准教授
  「ジョチ・ウルス史の研究動向から
    ─史料研究・考古学・貨幣学」
 松井太・大阪大学大学院人文学研究科教授
  「「周縁」からみたチャガタイ=ウルス
    ─トゥルファン発現モンゴル語・ウイグル語資料を中心に」

――――― 休憩 ――――― (14:50-15:00)

第2部 司会:松田孝一・大阪国際大学名誉教授
第3セッション フレグ・ウルスから見えるもの(15:00-15:50)
 大塚修・東京大学大学院総合文化研究科准教授
  「モンゴル帝国時代ペルシア語歴史叙述研究の最前線」
 諫早庸一・北海道大学・スラブ・ユーラシア研究センター特任准教授
  「フレグ・ウルスの崩壊
    ─「14世紀の危機」の解明に向けて」
第4セッション 元朝から広がる海陸交通路(15:50―16:40)
 村岡倫・龍谷大学文学部教授
  「最古の世界地図『混一疆理歴代国都之図』から見る内陸アジア」
 向正樹・同志社大学グローバル地域文化学部准教授
  「混一疆理歴代国都之図から見る海域アジア」
   
―――――― 休憩 ―――――― (16:40-16:50)

第3部 総合討論(16:50-17:50)
 司会:舩田善之・松田孝一
事前登録 参加ご希望の方は、6月15日(土)までに事前登録をお願いします。