- 研究会・学術シンポジウム
東洋文庫100周年記念連続講演会(第12回)
戦後東アジアを再編する過程―戦争犯罪裁判の遺産と歴史闘争
2026/05/10
14:00–16:00
| 日時 | 2026/05/10 14:00–16:00 |
|---|---|
| タイトル | 『東洋文庫100周年記念連続講演会(第12回) 戦後東アジアを再編する過程―戦争犯罪裁判の遺産と歴史闘争』 |
| 講師 | バラク・クシュナー(ケンブリッジ大学教授) |
| 参加費 | 無料 |
| 会場 | 東洋文庫2階講演室(オンライン併催) |
| 司会 | 関智英(津田塾大学教授、東洋文庫研究員) |
| 言語 | 日本語 |
| 講演要旨 | 本講演は、戦後東アジアにおいて「正義」がいかに追求され、その過程が地域秩序の再編にどのような影響を与えたのかを検討するものである。とりわけ、戦争犯罪裁判の成立背景とその歴史的帰結に注目し、こうした「正義」の実践が、なぜ後の東アジアにおける対立や歴史認識の摩擦を生み出したのかを問い直す。 本講演では、各国が国際的枠組みの中で自国の国益を追求するなかで展開された「競争的正義(competitive justice)」という視点を提示する。裁判の語りや戦争責任の解釈をめぐる競争は、日本の占領終了や冷戦終結後も継続しており、現在に至る歴史闘争の重要な背景となっている。 さらに、個別の裁判にとどまらず、以下の三つの事例を相互に関連づけて分析する。すなわち、①1946〜1949年に国民党(KMT)によって実施された日本人戦争犯罪者裁判、②1956年に中国共産党(CCP)が行った日本人戦争犯罪者裁判、③裁判ではないが正義と深く関わるものとして、1959〜1975年に共産党が国民党およびその軍関係者に対して実施した恩赦である。 これらを総合的に捉えることで、戦後東アジアにおける「正義」の長期的な展開と、その政治的・歴史的意義を再考する。 |
| 講師経歴 | https://www.barakkushner.net/attachments/up-to-date-resume-March-2026.pdf |
※ミュージアムのご観覧には別途入館料が必要です。





