寒い夜は餃子に限る

こんにちは、MAパクチーです。
春らしい日もありますが、まだまだ寒い日が続きますね。
退勤後の帰宅時、寒くて手が冷え切って帰った日は、温かい食べ物が食べたくなります。
ええ、そうです。寒い夜は餃子に限ります。

前回、MA硬水さんのまるでプロのようなお料理の数々に、無意識によだれが…
恥ずかしながら、前日パクチーが作成した「ディル入り水餃子」載せておきますね。
ゆで汁を入れ、米酢とごま油、ラー油をかけたスープ餃子風で食べています。
とても体が温まります♪


パクチーが中国にいた頃、餃子は「主食」として食べました。日本のようにご飯のお供になることはありません。
なので、一度に16個とか22個とかで一人前です。以外にもつるつると食べられてしまうんですね…
安くてお腹いっぱいになるので、昼の食堂では大人気のメニューでした。

餃子は小麦がとれる東北地方の名物料理のひとつで、東北地方出身の人は皆「包餃子(ぎょうざをつつむ)」ことが出来ると言われています。そのくらい、家庭で作られている料理です。
中国の餃子はほとんどが水餃子で、焼き餃子はたまに見かけるくらい。西安では鍋貼と呼ばれる焼き餃子が地方料理のひとつとしてありましたが、餡を餃子の皮でふわっと巻いた、平たい食べ物でした。

この茹で餃子にもスープあり(湯)とスープなし(干)があります。どちらも、黒酢と辣子(唐辛子の砕いたのがたくさん入ったラー油)をかけて食べます。
また、具の種類がたくさんあり、にら卵、さば、えび、フェンネルと豚肉、豚肉とだいこん…などなど、日本のように白菜の餃子もありましたが、あまり見かけなかったような…よく食べていたのは豚肉とだいこんかえびでしたが、種類が多いので、毎日食べても多分あきません。

餃子は普段もよく食べますが、中国では「冬至」と「春節」に食べることが多いです。
「冬至」には必ず食べます。当日は挨拶が「餃子食べた?」になるくらいなんです。餃子の具の入っていない部分が「耳たぶ」に見えるため、餃子をたくさん食べて耳たぶを守るんだそうですよ。
春節は人が集まるので、みんなで包んで食べます(まるで手巻き寿司のようですね)。
夏でも餃子は食べますが、やはりゆでたて熱々をふうふう食べるので、冬の食べ物のイメージですね(大学の食堂でも、その場で包みたて、ゆでたてほやほやが出てきますよ)

餃子の歴史は、それはそれは古いそうです。
周辺地域にも、「餡を皮で包んでなんかした」料理はたくさんありますね。
例えば
ロシアのペリメニ(サワークリームを乗せて食べる)
モンゴル地域のモモ
などですね。
日本へは第二次世界大戦後に満洲からの引き上げ者がもたらしたと言われていますね。
そのころの餃子は羊肉が使われていたそうなので、清朝の頃も羊肉餃子を食べていたのかな、と思います。

当館で開催中の大清帝国展に餃子などの食に関連した展示はありませんが、政治・制度・服飾など様々な展示を行っています。展示協力の先生方秘蔵?の色々なお品物の展示もあります。
昨年度の大清帝国展とは内容や雰囲気がガラッと変わっております。
皆さまのお越しをお待ちしております。

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