上半期終わっちゃっ…リクルートでございます。
本日猛暑につき、湿気と短気が下りてきておりますが書中お見舞い申し上げます。
そういえば今日は「アフリカのナポレオン」と呼ばれたセシルローズが生まれた日でした。
彼の姿勢を見て、「東洋のセシルローズ」たらんと生きた1人の実業家がいます。
その名は、森恪。
現在の評価としては様々な見方ができるかもしれません。
いくつもの企業の設立に携わり、戦前は政党政治家として、或いは在野の日本人として
関東大震災後の復興に活躍しました。
そして活動の舞台は中国大陸へ。
東洋文庫所蔵の蔵書にも、『森恪』と題された彼の1943年出版の伝記がございます。
そして彼自身の意見書も所蔵品の一つになっております。
現在の価値観で見るとするならば、多少割り引いてみなくてはならないところもございますが
ちょうどここ最近新刊本で彼について書かれた小山俊樹著『評伝森恪 日中対立の焦点』が
現在、書店で手に取れますのでそちらも併せてご覧ください。
果たして彼は、何者だったか。