気になるブックカバー!

残暑厳しい日々が続いておりますね~
外に出ると暑い!遊ぶなら外より中で!なインドア派な私でございます。 室内で楽しい…となると、私の場合どうしても「デパート内をウロウロ」が定番になってしまい、
休日はだいたいどこかのデパート的な所を徘徊しております。
そして、デパートへ言った時に必ず立ち寄るのが、書店です。

書店に行くと必ず目につくのが出版社ごとの夏の文庫フェア!
文庫本の表紙を見ているだけでウキウキしてしまうんですよね~(●^u^●)
表紙のデザインが素敵だと、どんな本なのかな~と気になって手に取ってみたり、
内容をあまり気にせず表紙買いしてしまう時もあったり…(笑)
でもそうすると、今まで触れ合う機会のなかった新たなジャンルとの出会いがあったりします☆
逆に表紙が好みでないと買う気が起こらなくなっちゃったりして…。
購買意欲を左右する表紙って大事だなぁ、と書店へ行く度に思います。


そんな本の表紙、ブックカバーとも言えますが、
実は江戸時代の本にもブックカバーがありました。


江戸時代のブックカバーは、「袋」の状態で付けられていたのだそうです。
書物を保護するための覆い紙で、本体の書物を巻くような筒状をしています。
現在の本の表紙同様、1作品ずつ内容に合わせた絵柄の袋が作られていたのだとか!
袋の表面に絵が描かれているのですが、これらの絵を描いていたのが葛飾北斎や歌川国直などの浮世絵師だったのです!

袋の絵ばかりを集めて綴じたのが、現在東洋文庫ミュージアムで開催中の
「岩崎コレクション~孔子から浮世絵まで展」で展示されている『書物袋絵外題集』です!





袋絵が色鮮やかな色彩で描かれていて、デザインもとても面白い!
当時の人々がどんな袋絵に惹かれたのか、また販売戦略なんかも伺えるユニークな資料です☆

現代の夏の文庫本フェアでは、「文庫本を買うとこの夏限定のブックカバーをプレゼント」という企画を
毎年やっていて、いつもこのブックカバー欲しさに文庫本を買って、ついついブックカバーを各種集めて
しまうのですが、この袋絵も集めたくなってしまいます!

コレクター魂に火がつきそうです…ごごごごご



このユニークな資料を是非是非東洋文庫にてご覧下さい♪


MAみゃも


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